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2019.10.19

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タイのアニメ業界を盛り上げる!TACGAの取り組み

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マムアンちゃん、Jay the rabbit(ジェイ・ザ・ラビット)、Bloody Bunny(ブラッディバニー)。名前はピンとこなくても見たことがある人は多いのではないでしょうか?どれもタイ人クリエイターが生んだ人気キャラクターです。

急成長中のタイのアニメーション・デザイン業界の実態を探るべく、Thai Animation and Computer Graphic Association(TACGA)を訪問。その様子をお届けします!

業界成長の鍵を握る、クリエイティブ人材の育成と海外との連携

2006年、タイのアニメーション業界を盛り上げようという志のもと、タイ人クリエイター達が集まり発足したのがThai Animation and Computer Graphic Association(以下:TACGA)です。

「タイでアニメーション?」と思われる方も多いかもしれませんが、タイにおけるアニメーション業界の需要はタイ国内需要というよりも、海外から発注を受けて製作するアウトソーシング、つまりタイから海外への輸出産業という位置付けが強くあります。もちろん昨今の日本コンテンツ(漫画、アニメ)の人気もあり、一般のタイ人にもアニメーションは広く受け入れられるコンテンツとなりました。

現在TACGAには、キャラクターやコンテンツ制作を生業とする70のアニメーションスタジオが参加しており、業界の仕事と情報が行き交う中核的な存在となっています。タイの文化省からも支援を受けており、主にアニメーション業界に携わる人材の育成、海外のアニメ・デザイン業界との連携に力を注いでいます。

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クリエイティブ人材の需要は高まる一方、タイには日本のようにアニメーションを専門的に学べる学校がなく、一部大学にそういった専攻があるのみで、学びの場はごく僅かです。そのため、TACGAでは、業界各社が抱える課題やニーズを吸い上げ、その都度専門家を呼んで研修を開いたり、スキルや知識を深めるための合同勉強会を開催するなど、業界全体のレベルの底上げに取り組んでいます。

昨年は、アニメーション業界のピッチ大会Asian Animation Summit出場のため、オーストラリアから専門家を呼んで研修も開きました。アニメーション業界で世界的にも評価の高い日本や中国、アメリカやオーストラリアなどに留学に行くタイ人も増え、タイのアニメーションスキルも今後より高まっていくと期待されています。

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実はTACGA、日本とも連携を強化しています。映像コンテンツ産業研究会(Fukoka creative Contents association、以下:FCCA)とMOUを結んでおり、年に3回日本へ訪問、日本側も年2回タイに訪問し、受託案件の打ち合わせや共同開発、共同制作を進めています。また、タイ国政府商務省国際貿易振興局 (DITP) の主催で開催される「タイキャラトーキョー」では、タイ人クリエイターが訪日し、タイの人気キャラクターのアートワークやグッズを販売。日本でも、タイ産キャラクターの認知度が少しずつ上昇しています。

TACGAでは、タイのアニメーション業界発展のためにも、もっと多くの団体と連携し、グローバルスタンダードの仕事を増やしていきたいと考えています。また、人材育成の観点からも、世界に評価される日本の技術をもっと多くのタイ人に学んでもらいたいと思っています。タイ人クリエーターをインターンとして受け入れてくれる企業や団体も募集中です。

製造業から始まった日タイの連携から約半世紀、次の時代は、日タイのコンテンツ産業での連携に期待がかかります!