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2019.5.23

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香川県主催の県産品PRイベント「Awesome Night of Olive-fed Wagyu and Kagawa Specialities」

アクセス数: 408
2018年10月25日(木)、舌の肥えたバンコクの富裕層にも評価の高いフレンチレストラン「Corner Selected Cuisine」にて、香川県主催の県産品PRイベント「Awesome Night of Olive-fed Wagyu and Kagawa Specialities」が開催されました。イベントには34名の飲食業界関係者にご出席いただき、オリーブ牛やオリーブハマチなど香川県自慢の名産品を使った全8品の料理に舌鼓を打ちました。

今回のPRイベントで主役となるオリーブ牛は、香川県内で飼育された讃岐牛にオリーブ果実を使った飼料を与えたA5ランクの黒毛和牛。タイでは約5年前から販売を開始したものの、熾烈な和牛合戦を繰り広げるタイでの販路拡大には苦戦を強いられていました。そんな状況を打開しようと、香川県はオリーブ牛の販路拡大を目的としたPR活動の強化に取り組むことになりました。

Mediatorでは、オリーブ牛の美味しいストーリーを詰め込んだプロモーションムービーの制作と販路拡大のカギを握る飲食店関係者へのPRイベント、また営業活動のサポートを行いました。

香川県主催の県産品PRイベント 目次
1. 視覚で伝える「美味しさ」!プロモーションビデオ制作
2. 香川県産オリーブ牛×フレンチレストランでフュージョン料理に挑戦!
3. お料理だけじゃない!タイ人流、お・も・て・な・し
4. オリーブ牛の販路拡大のカギを握るお客様をご招待
5. 販路拡大に向けたアフターフォロー
6. オリーブ牛でタイ人の食生活に新しい楽しみを!

1. 視覚で伝える「美味しさ」!プロモーションビデオ制作

まず始めに取り組んだことは、タイ人にオリーブ牛の美味しさを伝えるためのプロモーションムービーの制作です。2018年9月下旬、まだ残暑の厳しい香川県小豆島へオリーブ牛の美味しさの秘密を探るべくMediatorスタッフが撮影取材に向かいました。オリーブ牛の育ての親である石井さんにお話を伺い、オリーブ飼料の製造現場やオリーブ研究所を訪問し、八坂神社ではタイでのプロモーション活動の成功を祈願。香川県内でオリーブ牛を味わえるオススメのお店でも撮影を行いました。

お肉そのものの味わいを感じてもらうため、焼肉と鉄板料理の他、ひと手間加えたローストビーフやハンバーグなどを取り扱うカジュアルな洋食店を取材。オリーブ牛の美味しさをさまざまな視点で体験し、その様子を動画にまとめました。

商品の良さを伝える時に製造プロセスや使用プロセスの説明に重きを置く日本人に対し、アウトカム、つまり食べた時の「美味しい!」という感想を重視して伝えるのがタイ人です。タイ人へのプロモーションでは、まずは「美味しい」と感じてもらえる作りを意識しました。

また今回、タイ人が実際に現地に赴き、小豆島の海と風と土の匂いを感じながら取材できたことは、タイでのプロモーション活動において大きな収穫となりました。

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2. 香川県産オリーブ牛×フレンチレストランでフュージョン料理に挑戦!

動画の撮影を終え、続いては香川県産品の魅力をPRするレセプションパーティー「Awesome Night of Olive-fed Wagyu and Kagawa Specialities」のコーディネートです。

今回は、最高級A5ランクのオリーブ牛にふさわしいプレミアム感があり、オリーブ牛やその他の香川県産品を使ったフュージョン料理が提供できることを条件にレストランを探しました。最終的にご協力いただいたのは「Corner Selected Cuisine」。舌の肥えたバンコクの都会っ子も納得の美味しいと評判のフレンチレストランです。同店入り口にはガラス張りの見事なワインセラーが備えられており、オリーブ牛に合う美味しいワインが提供できるというところも魅力でした。

オリーブ牛の魅力を最大限に引き出すため、同店のタイ人オーナーとタイ人シェフに香川県取材時の様子やオリーブ牛の魅力を伝えます。素材そのものを味わって欲しいシンプルな料理を好む日本側に対して、タイ側は味付けの濃い調理や加工回数の多い料理を提案しました。調理方法やお客様へのサーブの方法など、日本側とタイ側、双方の希望を何度もディスカッションし、2回の試食会を実施。オリーブ牛の他、オリーブはまちやオリーブオイル、そうめんなど、香川県が誇る地元食材をふんだんに使用したメニュー8品が完成しました。

メニュー開発の中で難しいのが料理の名前です。日本語の調理方法や料理の名前にはタイ語翻訳が難しいものも多く、どのようなタイ語表現にすればお客様に魅力が伝わるか工夫が必要です。素材や料理の特徴を伝えつつ、タイ人に「美味しそう」と感じてもらえる表現に試行錯誤しました。

3. お料理だけじゃない!タイ人流、お・も・て・な・し

オリーブ牛の魅力発信は美味しい料理だけにあらず。お客様をお迎えするウェルカムドリンクやメニュー表にも一工夫です。今回は、乾燥させたオリーブの葉をウェルカムドリンクとメニュー表にあしらい、ご来店されたお客様との最初の話題づくりにも一役買いました。これは、Mediator入社3か月目にしてこのイベントのメイン担当という大役を任されたタイ人スタッフのこだわりです。特にメニュー表は、この日のイベントを心から楽しんでいただけるよう、スタッフが思いを込めてオリーブの葉とともに一つ一つシーリングスタンプを押しました。

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4. オリーブ牛の販路拡大のカギを握るお客様をご招待

オリーブ牛のタイでの販路拡大と認知度の向上には、まずはタイの飲食、食品関連業界に携わる方々にオリーブ牛のファンになってもらうことが重要です。オリーブ牛をタイで取り扱う輸入代理店のSiam Food Service社と協力し、タイで影響力のある業界関係者やグルメ関連のインフルエンサー等、34名のお客様をご招待しました。

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▼オリーブ牛やオリーブハマチなど香川県自慢の名産品を使った全8品の料理

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オリーブ牛のサーロインステーキ 焼き野菜添え

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オリーブ牛サーロインのしゃぶしゃぶ

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冷製オリーブハマチ そうめん添え

5. 販路拡大に向けたアフターフォロー

レセプションパーティーの後は、パーティーにご来店いただいたお客様のアフターフォローを行う他、新しい顧客開拓に向けた営業活動を実施。オリーブ牛の輸入代理店Siam Food Service社のTae氏に同行し、販路拡大に向けたヒアリング活動をサポートしました。バンコクで高級日本食店「Sushi Mori(寿司森)」を経営するオーナーのSom氏は2020年に焼肉店を開業予定で、お店で提供する和牛をお探しの段階でした。

ビジネスではコストパフォーマンスを非常に重要視するタイ人ですので、高価格帯のオリーブ牛は他の和牛とも入念に比較されます。日本産品の魅力は十分に理解していただけるものの、試食で味をしっかり吟味してご検討いただくことに。「味が良ければ、価格は多少高くても良い」というお言葉をいただき、オリーブ牛の販路拡大への一筋の光を見ることができました。

6. オリーブ牛でタイ人の食生活に新しい楽しみを!

柔らかくジューシーでさっぱりとした脂、健康にも良いとされるオレイン酸を多く含むオリーブ牛には、他の和牛には無い魅力があります。和食が定着し、新しい味を求めるタイ人にオリーブ牛が参入できる余地はまだまだあるでしょう。中間所得層の増加も消費の後押しに期待が寄せられています。一方で、東南アジア屈指の国際都市に成長したバンコクには、世界の名だたる名店、強豪が軒を連ねて日々しのぎを削っています。消費者の選択肢も膨大にあり、ここでの生き残りには並々ならぬ決意と力が必要です。

日本産食品の需要拡大には、タイ人の嗜好を理解し、タイに合ったビジネス、商流を考えた戦略、地道で継続的な活動が重要です。Mediatorでは、これからも日本や日本企業の魅力がよりタイで輝けるよう、新しいアイデアとネットワークでサポートを続けていきたいと思います。

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