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2016.7.4

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世界初?!鶏のから揚げと豚汁が自慢のホステル「TRICA」OPENまでの軌跡

アクセス数: 3392

世界初?!鶏のから揚げと豚汁のホステル「TRICA」

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2016年4月30日(土)、バンコクのBTSオンヌット駅徒歩約5分の場所に、鶏のから揚げと豚汁が食べられるホステル「TRICA(トリカ)」が誕生しました。「とりのからあげ」から名前を取って「TRICA」。仲間の笑顔と鶏のから揚げが大好きなオーナーの日本人、貞末真吾さんに「TRICA」オープンまでの軌跡を伺いました。

飛び出した先に出会ったタイの”友達”?!

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貞末さんが実家の家業である紳士用シャツのメーカーから独立したのは2011年。37歳でブランドアイテムのヴィンテージショップを立ち上げました。その時、アジアやヨーロッパなど世界のバイヤーが買い付けに来る日本の中古市場に可能性を感じ、品質の高い日本商品の輸出に興味を抱くようになりました。中でも、過去に何度か訪れた事のあるタイには良い思い出がいくつもあり、タイへの輸出販売を考えるように。

早速情報を集めるために参加したのが「日系企業タイ進出セミナー(2013年東京開催)」です。タイ進出を目指す日本企業とタイ企業をマッチングさせるのが目的のJetro主催のビジネスイベントです。これにバイヤーとして参加していたのがMediator代表のガンタトーンでした。この出会いが後の「TRICA」へとつながっていきます。その時のガンタトーンの貞末さんの第一印象は「良くしゃべる人だな~」だったそうです(笑)。一方の貞末さんは「タイ人の友達ができた!」だったとか。

人との出会いが自分の人生を変えてゆく

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広い交友関係を持ち、様々な事に興味が絶えない貞末さんに、過去に影響を受けた人を聞いてみました。すると、意外な答えが返ってきました。

貞末さんがまだ紳士用シャツのメーカーにいた頃、N.Y.進出を目指していた同社はアメリカのボストンで行われる巨大な就職フェアに参加しました。そこに集まったのが日本の若者たちです。

「こんなに若いのに、海外で苦労する事もあるだろうに、一生懸命勉強して日本を背負って立っていて、凄くたくましいんですよ。自分はこの子たちよりずっと歳をとってるけど、海外へチャレンジしたい!こういう子達をもっと作りたい!その時、そう思いました。」

そしてもう一人。
通称「面白法人」とも呼ばれ、サイコロを振ってボーナスを決めるなどユニークな会社制度や斬新なサービス開発で世間を驚かせた株式会社カヤック代表の柳澤大輔さんです。貞末さんと柳澤さんは、鎌倉を拠点とする企業間プロジェクト「カマコンバレー」で出会いました。柳澤さんの異常なまでの地域への責任感が人々を引き寄せ、カマコンバレーという大きな地域活動に育てていました。「自分が一番楽しむ」「何事も面白がる」この柳澤さんの生き方が貞末さんに大きな影響を与えたそうです。

タイでホステルをやりたい!そうだ、あの時のガンタトーンさんに相談してみよう!

さて、それからしばらく経ち、日本では観光客の増加に伴い宿泊場所の不足が叫ばれるようになってきました。この時、貞末さんは自信が所有していた事務所を改装してゲストハウスの運営にも乗り出します。世界では、人々が集まるコミュニティ形成の場として、またその洗練された雰囲気などで欧米のゲストハウスやホステルに注目が集まり始めた頃でした。世界中の仲間が増える場づくりに喜びを感じ、その後も単体の部屋貸しを続け、現在では、鎌倉、福岡、渋谷、マニラと部屋数は30まで増えました。

走り出したら速いのが貞末さん。「世界の人たちが集まるタイでホステルをやりたい!」。そこで相談したのが2年前に日本で出会い、その後も何度か交友を重ねていたMediator代表のガンタトーンでした。

「面白そうですね!」

「TRICA」誕生に向けて、貞末さんのサポートが始まりました。

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Mediatorでは、物件探しから内装工事の手配、運営スタッフの手配、会社登記や営業に係る様々な申請手続きをサポートしました。グランドオープン時にはイベントの企画、運営、集客も行い、現在でも一部の業務を継続してサポートしています。

>OPENまでの流れ
2015.06.12 物件探し
2015.07.16 契約
2016.03.05 ソフトオープン
2016.04.30 グランドオープン

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限られた日程の中でまずは物件探しが始まります。日本のように公開情報が充実していないタイでは、実際に現物を見に行きオーナーとの交渉が不可欠です。いくつかの物件を集中して検討し、なんと2週間後には契約へ!築40年を超える年季の入った建物内は、一部を除いてフルリノベーションすることになりました。「TRICA」のトレードマークともいえる壁面の緑や内装は、旧友の庭師、太田さんに依頼。こだわりの内装には時間がかかりましたが、ここに新しい出会いの場が完成しました。

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海鮮丼屋さん自慢のから揚げが海を越える!

ハードと同時にソフトの準備も開始です。ここで登場するのが「TRICA」の名前の元となった鶏のから揚げです。

貞末さんが大切にしているライフワークのひとつに地域貢献があります。熱意や情熱、課題などを抱える仲間たちと共に、新しい事を企画してチャレンジしていく体験は、お金には変えられない経験となります。「肉フェス FUKUOKA」もその一つです。国内外から数多くの肉料理が集まるこのイベントの運営で出会ったのが「海鮮丼 日の出」です。

「海鮮丼屋さんで鶏のから揚げ?!って感じでしょ?でも、ここのから揚げと豚汁がすごい美味しくて!」

貞末さんが週一で通い食べていたという「海鮮丼 日の出」のから揚げ。このレシピをオーナーから特別に譲っていただいたのが「TRICA」自慢のから揚げと豚汁です。柔らかくてジューシーな鶏のから揚げと具沢山で優しい味の豚汁は評判で、日本人はもとより欧米人、地元のタイ人にも人気です。地元の人にももっと気軽に食べてほしいとの思いから値段を下げ、お弁当も始めました。最初に決めた事も臆せずどんどん変えていく。付いていくスタッフは時々苦笑いですが、それでも貞末さんは変わり続ける、走り続ける事を止めません。海外での挑戦は思いもよらない事の連続ですが、それでも今までの出会いが「TRICA」をOPENまで引っ張ってくれました。

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「お金は想定よりずっとかかっちゃったな!もう、タイ人予定通りいかないんだも~ん!でも、仕方ないよね!我慢して信じるしかない。」

そうこぼしながらも、笑って次へと向かっていく許容力は海外進出には不可欠なのかもしれません。そして「自分はこれが好き!」というある種のワガママみたいなものは、目標までやりきるチカラになっているような気がします。

人と人とがつながり、新しい点が生まれる場所「TRICA」

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「どこに向かうかは、正直分からないです。」そう話しつつも、これから「TRICA」で生まれる新しい点が過去と未来をつなぎ、新しい自分の道を創り出すと貞末さんは信じています。

「人生に起こる様々な点にはすべて意味があって、全部つながっているんです。そして、それをどうつないでいくか?は僕にしかできない。将来、自分の葬式に世界中から仲間が集まってくる、そんな自分になりたいんです。葬式って人生の集大成じゃないですか。」

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鎌倉から福岡、そしてタイから世界へ…自分の人生の終わりについて目を細めながら笑って話す貞末さんの魅力は、そのまま「TRICA」のDNAになっているような気がします。人と人とがつながり、新しい点が生まれる場所「TRICA」。夢と仲間は世界に広がっていきます。

「TRICA」インフォメーション

Address:252/1-2 Soi Sukhumvit 77, Onnut Rd., Phra Khanong Neua, Wattana District, Bangkok, 10260
TEL:+66 (0) 2044 2119
公式Facebook:https://www.facebook.com/tricahostelbangkok/

「TRICA」公式WEBサイトはこちら