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2015.11.19

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バンコク市内の展示会・国際見本市情報 「METALEX 2015」

アクセス数: 2327

バンコク市内にあるバンコク国際貿易展示場(BITEC)での展示会・国際見本市の情報を事前にお伝えしたり、事後的にイベントの概況をお伝えいたします。

バンコク国際貿易展示会場の情報はこちらをご覧ください。

今回お知らせするイベント

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METALEX

イベントの概要

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「無限のソリューションをひとつの展示会場の中で」
東南アジア諸国連合(ASEAN)最大規模の工作機械および金属加工の展示会

開催日程

2015年11月18日(水)〜21日(土)までの4日間

METALEXの歴史

 30年前の1985年、工業化が本格的に始動し、タイが高度成長期に入ろうとしていた頃。当時のリードトレーディクス社のプリーチャー・サナンワターノン社長は工業化を後押しする方法を模索していたそうです。その結果、工業化の基礎となる工作機械の分野における売り手と買い手に出会いの場を提供するアイデアを思いつき、METALEXが開催されることになりました。

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2年後の1987年、記念すべき第1回の会場は現在のBITECではなく、バンコク市内のラチャダピセーク通りにあった空き地の臨時会場。2回目以降、セントラル百貨店ラープラオ店駐車場(6〜7年間)、1991年開館のクイーンシリキット・ナショナルコンベーションセンター、1997年に開館したBITECと会場を移転させていった歴史があります。

Info Biz THAILAND No.214 参照

会場の概観

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2015年のMETALEXは、世界50の国々から2700ブランド、約4000を超える製品・技術が出品されています。

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日本、中国、台湾、韓国、インド、シンガポール、ドイツ、イギリス、イタリアの9カ国は独立した国際パビリオンでの出展。

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リニアモーターカーの原動力になる線路の出品

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ボールを認識し掴み、正確な動きで投げる工作マシンのデモンストレーション

METALEXに出展された日系企業の一部をご紹介

TAIYO CABLETEC(THAILAND)CO.,LTD

タイで唯一電線を輸出する日系企業

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主に600V以下の電線を取り扱っており、タイ工場(島根、兵庫、2つの中国工場に次ぐ5番目の工場)で生産。92年の歴史を誇る老舗です。
ちなみに電線を製造する企業は日本に約300社、中国に約4000社、タイにはわずか20社ほどしかないそうです(TAIYO CABLETEC(THAILAND)の杉山代表に伺いました)

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従来の電線(右)に較べてTAIYOさんの電線は非常にキメが細かく驚くほど柔軟。切れづらいという特徴があります。

TAIYO CABLETECさんのHPはこちら

テクノコート株式会社

2014年5月にコラートに営業所を構え、本格的な業務拡大を実現させた肉盛溶接装置の販売会社。
肉盛=機械の肉となる金属ですり減った部分、強化したい部分を補修する作業

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肉盛には二種類あります。大雑把な肉盛と部分的な肉盛。前者に比べ後者の作業はより精密な技術が必要となります。その技術装置を取り扱うのがテクノコート株式会社。従来、摩耗した金型は処分して新たに購入する必要がありましたが、肉盛により金型の再利用が可能になりました、特許取得済み。

テクノコート株式会社のHPはこちら

株式会社キーエンス(タイランド)

デジタルマイクロスコープ 瞬間フルフォーカス

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機械がオートでピントを合わせてくれる優れもの、ネジの細部もこの通り。部品の検査や計量測定など幅広い用途で使用可能な製品

株式会社キーエンス(タイランド)のHPはこちら

最新鋭のプリンター技術

・3Dプリンター

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樹脂をインクとしてパーツを積み上げていく手法


・切削加工

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頑強な素材からPC上でインプットした形状を削りだす手法

・メタル3Dプリンター

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3Dプリンターと切削加工の技術を組み合わせた最新技術
  レーザーで形を焼き付けながら下から固めていく手法

※素材によって最適な手法が異なり、最新であることがかならずしも最適とは限りません

【特集】
世界に羽ばたく、大田ブランド

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大田区とタイの結びつきは強い?

「オオタ・テクノパークをご存知でしょうか?
従来、タイでの工場進出は大企業に限定されておりました。なぜなら1000平米を超える工場を中小企業が使用するにはコストが高すぎるからです。しかし、タイのAMATA社に、機械の基礎となる部品を製造する中小企業の重要性を説いたところ、その重要性を認めていただき、国内初の中小企業向けのレンタル工場、オオタ・テクノパークが実現いたしました。現在、9社の中小企業がタイ現地でモノづくりに励んでおります」

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大田区産業振興協会の方のお話

大田区の優ブランド社のインタビュー

「中小企業の既成概念に囚われない」有言実行の人

株式会社ユタカ 代表取締役 常務(営業本部長兼) 豊川 和顯 様

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「弊社は高圧ガスの圧力調整機の製造・販売を行っております。 まずは、高圧ガスがどのような場面で使用されているのかを説明させていただきます。 メインとなるのは自動車産業。部品の溶接の際に高圧ガスを使用します。他にも溶接を必要とする鉄道、陸橋の建設、また食品の鮮度を保つための殺菌、さらには医療の現場(酸素吸入は減圧しないと人体に害を及ぼします)でも高圧ガスが使用されております」

日本での製造は減ったものの、半導体製造の現場でも反応生成が強いガスが使用されているという。 水素の力を利用して自動車を動かす最新の技術、水素ステーションの現場でも株式会社ユタカの製品が使用されており、約800kgもの減圧に貢献。水素ステーションがあるのは大田区千鳥町、株式会社ユタカの工場がある久が原駅から池上線で一駅の距離だ。

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「現在のところ、高圧ガス圧力調整機を専門的に扱う事業メーカーはうちだけです。 10年前に比べ日本の製造業の市場は萎縮してしまった。ご存知の通り、後期高齢化社会の弊害として国内のシェアも下降傾向にあります。東南アジアの市場はその突破口になります。弊社は2年半に渡るタイ現地でのサポータ探しの末にタイに進出することが出来ました」

国内での受注に関するクレームやトラブルは10年前に較べて減ったと語る豊川さん。

「今の時代は良くも悪くも大きな変化がありません、穏便の事なかれ主義になっている」

10年以上前は、トラブルやクレームの処理に伴うビジネスの修羅場が絶えなかったが、それは大規模な受注の裏返しでもあったそうだ。

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「受け身の姿勢で受注が入ってくる時代はもう終わりました。今は中小企業も生き残るために攻めの姿勢を貫かなくてはいけない。外国人の採用など日々試行錯誤の連続です。中小企業の既成概念の殻を破り、常に会社に新しい刺激を与えるために考え行動しております」

株式会社ユタカのHPはこちら

まとめ

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メタレックスのポスターに描かれているのは「メビウスの輪」。
表も裏もない無限を表す二次元曲面(境界も表裏もない二次元曲面はクラインの壺)。まさにそのシンボル通り、自社の製品技術に誇りをもち、限界を常に超えていく技術がここにはあります。

「人間が想像できることは必ず人間が実現できる」

ジュール・ヴェルヌの言葉が嘘でないことを実感できる展示会に是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

最後に、工作技術・金属加工について門外漢の自分に対して丁寧かつ親切にわかりやすい説明をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。

Pubertätsbedingt Empfohlene Lekture viel zu wenig anstalten machte, um daran etwas ändern zu wollen