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2018.2.12

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僕の右腕 後編

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フォワードとディフェンス

ツルハドラッグのタイ進出の支援事業を機に、僕はオーちゃんに声をかけた。これがメディエーターの始まりと言ってもいいかもしれません。

創業当時の話、ツルハドラッグの仕事についてはまた別の機会にお話しますが、ここでは彼女と僕との役割についてご紹介したいと思います。

現在、メディエーターの中で、僕はフォワード、オーちゃんはディフェンスという役割で事業を動かしていますが、最初のうちは違いました。

僕は、彼女もまたフォワードだと思っていたのです。

仕事はできるし、目配り・気配り・心配りも申し分ない。タフに働き、ばりばりと仕事をこなすオーちゃんは、自分と同じように前線で仕事を切り開いていくフォワードだと考えていました。

しかし、それは大きな間違いだったことがわかります。

ポジションが違う

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オーちゃんは堅実で慎重、保守的です。

僕はどちらかと言えばその反対。大胆で豪快で革新的。どちらがいいということではなく、それぞれの得意分野や志向、考え方が違うのです。

でも、最初の頃、僕はそれがわからなかった。なんとなくオーちゃんも僕と同じフォワードタイプだと思っていました。仕事をいっしょにするようになり、時間の経過とともに、僕は自分との違いを明確に理解できるようになりました。

ただし、けっこう時間はかかりましたね(笑)。時間にして1年半ぐらいでしょうか。

その間、けんかもしました。お互いに部下を持った経験があまりなかったので、従業員を雇い始めるようになると、ぶつかることも多少多くなりました。

部下を持てば、単なるプレーヤーではいられない。それぞれがスーパープレイヤーでありながら、部下をマネジメントすることは一筋縄ではいきません。

衝突したこともある

気持ちが離れたと感じたこともありました。2013年〜2014年にかけてでしょうか。

原因は僕がいろいろな商品を作ろうと先走りすぎたこと。目の前にある仕事をこなすことを最優先にしたいオーちゃんと、会社をもっと大きくするにはいまとは違うことをしなくてはならないと考えていた僕は、衝突することが増えていました。

とはいえ、会社の未来を考えているという点ではふたりとも同じスタンスなのです。

とことん話し合い、お互いの意見に耳を傾け、僕はオーちゃんの助言を受けて、自分があまりに先走りすぎたことを反省しました。彼女が言うように、まだあれこれと手をだすほどメディエーターの基礎体力は整っていなかったと悟ったからです。

それからの僕は、以前と比べれば慎重になりました。会社の基盤を築くことが一番の優先事項ですから。

とはいえ、現状維持は停滞につながります。もっと加速度をつけて走り出したいという気持ちがないではありませんが、いやいやまだだと多少ブレーキをかけつつ、僕はオーちゃんのサポートを受けながら、メディエーターの未来のためにいまできること、やっていくべきことを形にしている毎日です。

力強いアドミニストレーター

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オーちゃんはいま、ちょっと大げさに言うと、メディエーターの統治・行政・管理の長です。

フォワードとして僕が取ってきた仕事を、彼女はアドミニストレーターとして、財務大臣として、しっかりと会社を守ってくれる。そんな存在です。

僕がぶっつけ本番で仕事に臨むタイプだとすれば、彼女はスクリプトを事前にしっかりと用意してから本番に臨む。まさに対照的ですが、だからこそ僕は最前線で飛び回ることができる。本当に力強い相棒です。

たまに、彼女が僕をどう思っているのか気になって尋ねることがあるのですが、「人生でも仕事でも、常に全力で走っている。そのまま走っていてほしい」と言ってくれます。「走る方向をちゃんと示してくれるから信頼している」という言葉をかけてもらったこともあります。こんなにうれしいことはありません。

二人三脚といっても、隣り合って走り続ける関係ではなく、僕の後ろを彼女が常に定距離で追いかけてくれている。このパートナーシップはメディエーターの強みの1つだと自負しています。

目指す先は社会貢献

ここでばらしてしまいますが、オーちゃんはメディエーターで将来飲食店を経営できたらという夢を持っています。

僕はその夢をいつかかなえたい。将来どこかでかなえてあげたい。そう思っています。

人と会うのが大好きで、面倒見が良くて、目配り・気配り・心配りに自然にできて、人を心地よく温かい気持ちにしてくれる天才であるオーちゃんがてきぱきを店を切り盛りする–。彼女を知っている人ならすぐにイメージできる光景ではないでしょうか。

でもまず経営者としての現在の使命は会社の基礎を整えることです。メディエーターならではの仕事を充実させていきます。目の前の仕事をパーフェクトに遂行し、部下をしっかりとマネジメントしていきます。

そして、さらに目指す先は社会貢献です。組織を盤石に固め、規模を大きくして、タイの社会に貢献したい。日本語ができるタイ人として、日本語で仕事をする先輩として、その姿を多くの後輩たちに見てもらいたいと思っています。

mediatorのすべて」とは?

このブログは、「日本とタイをつなぐプラットフォームになりたい」その思いのもとmediatorを立ち上げた代表のガンタトーンが過去を振り返り、現在をどう過ごし、未来をどう形にしていくのか…今の気持ちを素直に表現したブログです。これまでの記事は、こちら(mediatorのすべて)よりご覧になれます。
ガンタトーン ワンナワス:在日経験通算15年。2004年埼玉大学工学部卒業後、在京タイ王国大使館工業部へ入館。タイ国の王室関係者や省庁関係者のアテンドや通訳を行い、タイ帰国後の2009年に MEDIATOR CO., LTD. を設立。日本貿易振興機構(JETRO)や福岡県などの日本政府機関、地方自治体の仕事を請け負う他、JETRO海外コーディネーターや中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー等、日本の6つの組織でアドバイザーとして日本企業をサポートしている。日本語能力は、日本語能力検定(JLPT)にて最高レベルのN1保持者、ビジネス日本語検定(BJT/2016年)にて東南アジア最高得点を獲得。
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