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kantatorn2

2019.10.28

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ドームの外に出よう!後編

アクセス数: 81

デジタルディスラプションは前提条件

デジタルディスラプションは今後、さまざまな業種・業界で起きるであろうと予測されています。既存の技術やサービス、商品。いろいろなものを大きく変えていくはずです。製造業を変え、マーケティングを変え、ファイナンスのあり方を変え、サービス業についてもドラスティックな変化が起きることは確実です。

すでにデジタルテクノロジーは移動手段や情報の伝達方法を変え、医療も教育にも大きな変化をもたらしました。SNSに見るように、人間関係さえ変えてしまいました。

ディスラプション(崩壊)というからネガティブなトーンが強くなりますが、産業や生活に変革を生み出していくことは間違いない。

日本では多少違うかもしれませんが、タイではデジタルディスラプションはあまりネガティブな捉え方はされていません。どちらかというとポジティブに考える人の方が多いのではないでしょうか。

テクノロジーの進化はもう止められません。それによる恩恵もたくさんあります。だから、変化し、変わっていくことはもう絶対の前提条件だと考えるべきなのです。

最悪なのは何もしないこと

デジタルディスラプションが進行する世界のなかで、一番、最悪なのはどういうことだと思いますか?

それは何もしないこと。変貌する世界の中で「何もしないこと」イコール衰退です。自分も変わっていくしかない。アクションを起こすことが絶対に必要です。

そして、早く失敗をすることです。失敗をすれば、そこから学べることがたくさんある。だから、人よりも早くアクションを起こし、失敗をして、そこから得た気づきや発見を次のアクションに生かしていく。

このサイクルが必須であることを、僕は欧米留学組のタイ人から学びました。いかに早くトライ&エラーをするか。そして、できるだけコストをかけずに安くトライを重ねていくか。その重要性を知ることができたのは大きな収穫でした。

欧米留学組のタイ人は、いわゆる「意識高い系」です。日本では、揶揄する表現として使われていますが、「意識高い系」は悪いことでもなんでもない。情報に敏感で、変革に前向きで、自分がいる場所を自覚した上で動いている。これは素直に学ぶべき点だと思うのです。

ドームの中にいると自分の立ち位置がわからない

もうひとつ、ぜひとも学ばなければと思ったこと一つ、あります。それは、彼らの危機感の強さです。彼らは自分がいる場所を盤石だとは思っていません。このままの世界が継続し、安泰でいられるなどとは露ほども考えていません。

彼ら彼女たちがスピード感をもってトライをし続けるのは、「ずっとこのままではいられないはずだ」という危機感が裏側にあるからです。

その点、僕は危機感が薄かったと反省しています。それはタイにいる日本人も同じではないでしょうか。

タイには約6,000社もの日系企業が進出を果たしていて、独自の日本社会を形成しています。その数は10万人とも言われています。本当に大きな大きな社会です。

でも、僕は思います。タイにいながら日本人社会を作り上げている日本人は東京ドームの中にいるようなもの。外の変化や、外からどう見られているのかに対して無頓着ではないでしょうか。

ドームの中にいると、自分たちの立ち位置がよくわかりません。自分がいる場所が世界のすべてであり、これからもずっと変わることなく継続していくと考えてしまいます。

しかし、そんなはずはありません。世界はいま、確実に変化を遂げています。刻一刻と姿を変えています。

欧米留学組のタイ人はそれをよくわかっているから、行動を起こす。情報を貪欲に集め、効率的な方法を探し、実践に移す。失敗を恐れず、むしろ失敗から多くを学ぼうとして、いかに早く失敗するかに重きを置いています。

危機感を持っていまこそ行動しよう

欧米バンザイなどというつもりは毛頭ありません。でも、日本人ももうドームの外へと足を踏み出す段階ではないでしょうか。ドームの中にいるからといって、未来永劫、安定が約束されているわけではありません。イノベーションの嵐やテクノロジーの進歩がドームを揺さぶり、足元を危うくしているのです。

だから僕も危機感を持って行動したい。そして、タイにいる日本のみなさんの活動を今まで以上にサポートしていきたいと思います。

そのためにいま考えているのが、ビジネスマッチングの効率を上げることです。タイで先頭を走る人たちと手を組んで、マッチングをシステム化し、ビジネスマッチングの精度を上げていくつもりです。

メディエーターが得意とするのはタイと日本を結ぶこと。その強みに、僕が欧米留学組のタイ人から得た気づきや発見、危機感を活かし、今後のビジネスに活かしていくつもりです。意識高い系には負けられません(笑)。

これまで大小さまざまな失敗を重ねてきましたが、だからといって失敗を恐れる自分ではいたくない。トライ&エラーでさらに走り続けていく考えです。さあ、いっしょにドームの外に出て、外界の嵐を乗り切りましょう!

mediatorのすべて」とは?

このブログは、「日本とタイをつなぐプラットフォームになりたい」その思いのもとmediatorを立ち上げた代表のガンタトーンが過去を振り返り、現在をどう過ごし、未来をどう形にしていくのか…今の気持ちを素直に表現したブログです。これまでの記事は、こちら(mediatorのすべて)よりご覧になれます。
ガンタトーン ワンナワス:在日経験通算15年。2004年埼玉大学工学部卒業後、在京タイ王国大使館工業部へ入館。タイ国の王室関係者や省庁関係者のアテンドや通訳を行い、タイ帰国後の2009年に MEDIATOR CO., LTD. を設立。日本貿易振興機構(JETRO)や福岡県などの日本政府機関、地方自治体の仕事を請け負う他、JETRO海外コーディネーターや中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー等、日本の6つの組織でアドバイザーとして日本企業をサポートしている。日本語能力は、日本語能力検定(JLPT)にて最高レベルのN1保持者、ビジネス日本語検定(BJT/2016年)にて東南アジア最高得点を獲得。